読書感想文、やがて小論文
私は小学生の頃、母親から
「読書感想文で賞を穫ってこい!」
と言われ続け、実際よく受賞していました。
当時はそれが普通と思い、選ばれるのを前提に作文していたことを覚えています。
ところが、そんな親なかなかいないのを知ったのはだいぶ後のことです。
今私も親ですが、子供に読書感想文で賞をとってほしいなんて
これっぽっちも思いません。
そんな小学生だった私は、読書は好きでしたし国語の成績も良かったと思います。
高校の現代国語から、あらあらあら・・・となりましたが (T T)
今回は、読書感想文が上手かったことは何の役に立つのか??という話。
はい、たまーーーに役立つことがありました。
例えば、妹の大学入試の際の「自己推薦文」。
妹は、高校生だというのに、切れ切れの、短歌のような作文を書いていました。
これでは落ちるだろうと私が書き直し、そのせいかどうかわかりませんが合格しました。
同じ親から生まれたのに作文ができない、というのが信じられず、ウソだろ。と思っておりました。(妹よ、ごめん)
それ以外には、大学入試での小論文が得意、入学後の論文が苦にならなかったとか、就職試験のときにあった小論文というか作文。。適当に旅行行ったときのことを書いていたら、その晩社長から「感動した!!ぜひうちで働いてくれ!」と電話があったり・・・
塾を始めて一番役に立っているのは、ズバリ
生徒の「自己推薦文」です。
生徒が書いてきた文章に、私が赤を入れて真っ赤にして直します。
生徒にインタビューして、アピールできるところを探し出してアピールしまくるのです。
この前は自分が書いたものに酔ってしまうくらい素晴らしいのが出来てしまいました(笑)
結果はもちろん合格です!
こんなことを書いて、読んで下さる方に何の役に立つかわかりませんが、
もしお子さんの大学入試を
自己推薦で、とか、小論文の入試科目があるところで、とかお考えの方には
読書感想文でトレーニングするのはいい方法かもしれません。。。
かの有名なビリギャルさんも、小論文が得意だったそうで、
それは入試科目の少ない私立大学入試にかなり強みになったことと思われます。
感想文も小論文も、字数が多いですから、いかに引っ張るかが大事です。
一文一文を長めに引っ張りながら書きます。例えば、
「私はこの本を読んで、Aさんのようになりたいと思いました。」(Aさんは本の登場人物)
なら
「この本を読み終えた私は、しばらく頭が真っ白になりじっとしていました。はっと我に返ったときに、ああこのAさんは自分の周りにはいない、すごい人だ会ってみたい、話してみたいと思いました。」
とかね(笑)
最近はパソコンで字数をカウントしながら書けますから便利ですよね。
一旦パソコンで下書きして手で作文用紙に書くといいと思います。